201503 02
2002年、母が残した布に針と糸で自己流の刺繍を始めた沖潤子さん。高密度の絵画的刺繍はファッションデザイナーや写真家、芸術家を惹きつけ、ARTS&SCIENCE青山、COW BOOKS等で個展を開催。国内外で絶賛され、自費出版した2点の作品集はすべて売り切れとなった今も、幻の私家版として大きな話題となっている、刺繍アーティストです。 この書籍は、沖潤子さんの初・作品集。4000枚にのぼる写真から、オールカラーでこの十余年の作品を網羅し、巻末にはご本人による115の作品解説を収録。(すべて英文も掲載) おびただしい針目に引き寄せられ、色と刺繍の美しさに圧巻します。 パンクとは、「わかりやすく表面に顕れているポーズのことを指すのではなく、何食わぬ顔をして常識的に社会生活を送っている人の中にもある矜持のようなもの、これだけは誰にも屈さずに守り通さなくてはならないというもの」だそうです。 背は糸かがり、濃紺地に金の箔をほどこした函入りという沖作品とリンクした造本も、ぜひその目で見て、触って、確かめてください。
代官山蔦屋書店ヤフー店
ショップの評価: